こんにちは!
トップトレーサー・レンジ(以下、TTR)、皆さんはもうお使いになりましたか?
今回は井高野ゴルフセンターで噂の「ポイントゲームの日本チャンピオン」を取材してきました!!
ポイントゲームの日本チャンピオンってどんな人?
2020年4月某日、満開の桜が雨で散る中、自身が40年近く通うゴルフ練習場、『井高野ゴルフセンター』で「日本チャンピオン」に取材をさせていただきました。還暦を過ぎたようには見えない若々しい見た目、シュッとした感じのゴルフウェアに身を包み、柔和な笑顔で取材に応えてくれました。
この日本チャンピオンのお名前は「井上正志さん」。練習場の常連さんは皆さん、井上さんのことをよく御存じの様子で取材中も何度となく声を掛けられていました。
ゴルフを始めたきっかけは20代前半。家族で旅行に行った際、三重の合歓の里にあったショートコースだったそうです。スポーツはそこそこできた経験もあり、「止まってるボールを打つくらい…」と軽い気持ちで挑戦。しかし、PAR3/9ホールを2回まわって180くらい打ったという苦いデビュー。「こんなに悔しいことはなかった」と当時を振り返る日本チャンピオン。それがゴルフに「ドップリ」はまるきっかけになったとのこと。それまで、様々な趣味を経験してきたが、自身の美容院をオープンするタイミングで趣味をゴルフ1本に絞り、ほとんど毎日のように練習場に通っていたと。
「当時の練習場の打席は『土』。打席係の方がトンボで打席を直してくれたんや。若かったし、なんか偉くなったようでめっちゃ気持ちよかったのを覚えてるわ」今やオートティアップが当たり前、綺麗なボールが当たり前、今のゴルファーは本当にゴルフ環境に恵まれてるわーと懐かしそうに過去を振り返る。
仕事場とゴルフ練習場を往復する日々の努力は裏切らない。ゴルフはメキメキと上達し、所属するゴルフクラブでは何度となくクラブチャンピオンになるまでに。日本チャンピオンになるだけの腕は十分に持っていらっしゃいました。
そもそもポイントゲームって?
ポイントゲームとは、TTRのゲームモードの中でもかなりゲーム性の高い遊び方の1つ。練習場内に設置されたバーチャルのターゲット(的)内にボールを打ち、何点取れるのか、という単純なルールです。
ポイントゲーム:https://www.golfdigest.co.jp/ttr/6mode/point.html
専門用語はほとんどなく、ゴルフのルールがよく分からない初心者が初めてプレイしても十分楽しめる万人受けするゲームです。しかし、侮るなかれ。持ち球はたった6球。好スコアを目指すのはとても難しい。近いターゲットは狙いやすいがポイントが低く、遠いターゲットは、ポイントは高いが当然外すリスクも高いんですよ。
いちばん難易度の高いターゲットの得点は100点。一番難易度の低いターゲットは5点。ちなみにターゲットから外れるともちろん0点。参考までに、ハンデ6、平均スコア79の筆者が挑戦し、ベストスコアは250点。これを1つの目安として欲しい。
では、先に日本チャンピオンのハイスコアをお伝えしましょう。
2020年5月現在、『1020点』。まだ一度も抜かれていない日本最高得点です!
ポイントゲームの最大の魅力、「2倍、3倍、5倍」ゲート!
ここで、勘のいい方はお気づきだと思います。「最大100点なのに、なんで6球で1020点?」そうです。計算が合いません。ここにポイントゲームの最大の魅力が隠されています。実は、、、ランダムに「×2(2倍)」「×3(3倍)」「×5(5倍)」の「ゲート」が出現するのです。
つまり、×5のゲートを通過し、100点のポイントに着弾すると500点、というわけです。「実はゴルフ以外の趣味は『ゲーム』。攻略法や高得点の取り方を研究するのがめっちゃ好きやねん」と語るのは井上チャンピオン。
お孫さんと最新のゲーム機で勝負しても負けないエピソードも頷けます。ちなみにこの『●倍ゲート』、出現がランダムだけではなく、ゲートの高さ、位置、距離もランダム。さらに倍率が上がるとゲートのサイズは小さくなり難易度はさらに上がります。つまり、高得点を取るには運はもちろん、そのランダムに出るゲートを正確に通過し、さらに高得点のターゲットに入れなければポイントになりません。
想像してみてください。いつ出るか分からず、場所も距離も高さもサイズもバラバラなゲート。それを正確に通過し、そして高得点のターゲットを狙う。リアルなゴルフでもなかなか遭遇しない緊張感がこのポイントゲームで体験できます。
チャンピオンの極意に迫る!?リアルゴルフの好スコアにもつながる!「ゴルフは『宝探し』」
シンプルなのに奥が深い、、、ポイントゲームの魅力が何となくご理解いただけたかと。
では、日本チャンピオンの井上さんに高得点の秘訣を聞いてみました。すると、コースでのスコアアップにもつながるかもしれない極意が。
「私はゴルフは『宝探し』やと思うんです」チャンピオンは静かに語り始めました。練習場はいろいろ『試すことができる場所』。こういう風にしたらどういうショットになるのか、ここをこうしたらどういうボールになるのか、そして、それをコースで試す。練習と同じことがコースで出来たら、、、『宝物見つけた!』ってなりますやんか」
井上さんは、続けます。
「トップトレーサーを使うとよりリアルにそれがイメージできます。自分の弾道を線で見ることができる。ここをこう通して、フェードをかける。ちゃんとかかっているかが見れる。最高ですやん。」ミスショットも同じだという。
「このミスをするとどれくらいボールが曲がるのか、距離が減るのか、高さが変わるのか、、、今までは練習場で想像してコースで試すの繰り返し。それがトップトレーサーですぐに分かる。数字で見える。そりゃ、うまくなりますやん。」
ポイントゲームの高得点も同じこと。ターゲットに対し『●倍ゲート』を通過させ、高得点ゾーンに着弾させるための高さ・距離・方向を研究し、試し、実践する。うまくいったときはどういうイメージで打てたのか、ミスをしたときはイメージとどのような差があったのか。そしてその差を埋めるためにすぐに練習・実践する。この愚直な反復練習こそが秘訣だという。
取材をしている最中も、何度となくポイントゲームにチャレンジしていただいたが、ゲート通過率は9割以上。正確に計測はしていないがもっと高いような気さえする。「そりゃ、毎日遊ばせてもらってますから。どこに打てば通過する、なんてできるようになりますわ」と少し照れ臭そうだが子供のような笑顔でポイントゲームを続けていた。誤解を恐れずにこう言いたい。チャンピオン井上さんにとって、トップトレーサーレンジ自体が探していた宝物の1つだったのだ、と。
目指すは世界チャンピオン!そして世界大会開催へ
2020年4月現在、井上さんは現在歴代世界4位のスコア。1位はニュージーランドの方で、1180ポイント。その差、160ポイント。「今年中に世界一取りまっせ。ここまで来たら負けたないやんか。」井上チャンピオンは息巻く。
さらに、「ポイントゲームの世界大会を企画してくれまへんか?日本が世界一とったらGDOさんも助かるんちゃいますか?」
現在のところ、ポイントゲームの世界大会は予定されていない。しかし、これだけポイントゲームを愛している方がいらっしゃる。世界大会が開催されるのも夢ではないのかもしれない。
井上さんのさらなる宝探しに付き合わせていただくのもGDOの使命なのだろう。早速、TTRのお偉いさんに交渉をしてみたいと思う――
◇井高野ゴルフセンター
〒533-0001
大阪府大阪市東淀川区井高野4丁目7−8
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